旅とアートと、ときどき肉

海外旅行と美術展と焼肉が好きです。

【アート】クリムト展 ウィーンと日本 1900 東京都美術館 感想

美術に関しては素人ですが、私が一番好きな芸術家は

 Gustav Klimt(グスタフ・クリムト)

です!!!!!

 

実はクリムトの作品を生で観たくて観たくて、

特に「THE KISS」(接吻)を観たくて観たくて、

日本に来ないのなら行かなくちゃ!!とウィーンに行ってきました。2年前。

当時、今後の日本での展覧会の予定はチェックしていなくて、

クリムトが来るのは知りませんでした…

 

でも今回、接吻は来ていないので、観に行っておいて良かったです!!

ウィーンとっても素敵でクリムト作品も満喫できて、また行きたい場所の一つです。

 

ウィーンでクリムト満喫しましたが、せっかく日本に来ているなら観たい!!と

上野の東京都美術館で7月10日まで開催中の、

クリムト展 ウィーンと日本 1900」

を鑑賞してきました。

klimt2019.jp

 

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☆アクセス・時間

 場所は芸術のまち、上野の東京都美術館

 JRまたは東京メトロ日比谷線・銀座線の上野駅から徒歩10分前後ほどです。

 

 

goo.gl

 

 時間は午前9時30分~午後5時30分まで、

 金土日は午後8時まで

 

 本当は金曜に鑑賞予定だったのですが、午後7時時点で会場入室まで40分待ちだったので、断念しチケットだけ購入してきました。

 

 案内の方に土日は何時ごろから並んでいるか聞いたところ、1時間前には並んでいらっしゃるとのことでした。

 

 そこで土曜朝8時に到着して並ぼう!!と予定していましたが

 寝坊などして列に並んだのは結局9時15分頃でした…

 

 9時15分の時点では東京都美術館を出て右側の縁石に沿って整列されており、

 恐らく200人ほどは並んでいたと思います。

 

 並んですぐ、9時20分くらいには開館してくださって列が動き、

 会場の中で20分くらい並んで鑑賞スタートです。

 事前にチケットを購入していない場合、チケット売り場の列は館内に別で設けられているので、さらに時間を要すると思います。

 公式サイトからオンラインチケットも購入できますし、上野駅エキュートにも美術展チケットを販売しているお店があるようなので、それらを活用して事前に購入するのがおすすめです。

 

www.ecute.jp

 

 ちなみにオンラインチケットを読み取るスタッフさんと、紙チケットのもぎりをするスタッフさんそれぞれ左右に1人ずついらっしゃる形です。

 

☆音声ガイド

 チケットを見せたあとに音声ガイド貸出スペースがあります。

 今回は ナレーター     :藤村紀子さん

     スペシャルサポーター:稲垣吾郎さん

 が作品の解説等をされています。私も借りましたが専門的すぎず、分かり易くて聴きやすいガイドでとてもよかったです。

 値段は一般的な550円です。

 公式サイトにてガイドの視聴もできるようです。

 

klimt2019.jp

 

☆混雑具合

 9時40分ごろに展示室に入ってから、最初の地下1階の部屋は一つの絵画につき10人程度留まってみているくらいの混み具合でした。

 係員の方が展示は2階まであり、退出しない限りは地下1階から2階まで何回でも行き来できます、空いている所からご覧くださいと呼びかけていらっしゃいました。

 私が特に観たい「ユディトⅠ」は1階だったので、地下1階はそこそこに1階へ移動しました。

 1階は地下と比較すると空いていて、一つの絵画につき4、5人程度留まっているくらいの混み具合で快適にゆっくり鑑賞することが出来ました。

 1階、2階を堪能した後、10時30分くらいに地下に戻りましたが、その時は一つの絵画につき人だかりが出来て、人の頭の間から観る感じでした。

 

 私が退館したのは11時前くらいでしたが、その時には展示室入場まで40分待ちとアナウンスされていたので、待ちたくない場合はやはり朝一がおすすめです。

 

☆作品

・ユディトⅠ

 クリムトの描くファム・ファタールがとても好きで、王道ですがやはり「ユディトⅠ」は最高でした。

 ユディトは数多くの画家がテーマとして描いていますが、私が初めて見たのはカラヴァッジョの「ホロフェルネスの首を斬るユディット」で、

 その次に見たのがクリムトのユディトⅠだったので、同じファム・ファタールを題材としているのにこんなにも描き方が異なることに衝撃を受け、絵画の面白さを感じた作品でもあります。

 

 クリムトのユディトは恍惚とした表情がその装飾と相まって神々しくも妖艶な雰囲気で、装飾的なのに目の前に存在しているかのような臨場感があり、前から離れられなくなります。

 ウィーンでも観ましたが、今回も見入ってしまいした。

 早めの時間に行ったのでたっぷりしっかり堪能できて幸せです。

 

ベートーヴェン・フリーズ

 今まで一度も観たことが無かった「ベートーヴェン・フリーズ」

 これは原寸大複製ですが、空間がしっかり作られていてとても楽しかったです。

 一面一面近づいて観ていき、最後の天使たちによる合唱の面では第9が流れていてフィナーレを強調しており、その演出に感動しました。

 とても気に入って3回観に行ってしまった。

 一面一面近づいて観ていくのも良いですが、部屋の中央に立って視線を移していく見方も、ストーリーの流れを感じることが好きでした。

 ※もちろん、空いているときに他の方にじゃまにならないように!

 

☆グッズ

 展覧会のグッズ売り場は2階です。入場券がないと入れません。

 地下一階の入り口付近にあるグッズ売り場は常設のものですのでお間違え無く。

 でも常設の方もスマホケースとかいろいろな種類のグッズがあって楽しそうでした。

 気に入った絵画をグッズのマグネットで手元に残しておく、というのが自分ルールを課しているのですが、

 今回はマグネット、ポストカード、ミニポスター、そして図録を購入しました。

・マグネット、ポストカード(リア・ムンクⅠ)

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リア・ムンクはマグネットが無かったのでポストカードにしました。

本当は第1回ウィーン分離派展ポスターもマグネット欲しかったのに無かった…

でもマグネットの素材が好きな素材のものでテンションあがりました!!!

ちょっと引き出しが無いので言語化できないんですが、爪立てたら跡付きそうなちょっと弾力がありそうな感じの素材です…

・ミニポスター、図録(ユディト)

 図録は内容は変わりませんが、表紙がユディトⅠと女の三世代の2種類が販売されていました。

 私はユディト一択でしたが、女の三世代も手に取ってらっしゃる方多かったです。

ミニポスターは普段の展覧会では購入しないのですが、今日の興奮を残しておきたくて買ってしまいました。飾り方は後日考えます…

 

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☆まとめ

 構成も、作品も、グッズも最高で、もっと早く行って通うべきであった展覧会でした…

 残りの東京会期中に行けたらもう一度行こうと思います。

 次は7月23日から豊田市美術館で開催するようなので、行けなかったら遠征しようかな…とも考えています。

 グッズもかなり厳選して買いましたが、キーホルダーやトートバッグもとてもかわいくて迷いました。

 残りの東京と豊田で鑑賞に行かれる方は、とにかく朝早めに、会期中早めに行く事をおすすめします…!!!